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GWの鎌倉って、どうなのよ。

GW いよいよゴールデンウィークに突入です。
 嬉しい楽しい連休とはいえ、鎌倉の住人にとっては正直ありがたくない側面もありまして・・。とにかく人、人、人、&車、クルマ、くるま、が日本中から押し寄せてくる。これを知らずに呑気にお休み気分に浮かれていると、日常の生活もままならない困った事態にハマるわけでして・・。

 『鎌倉子育てガイド』の掲示板にも、「で、GWの鎌倉って、どうなんですか?」というご質問が載りました。そこに皆さんから寄せられたレスが、GWの鎌倉が「いかに尋常でないか」を雄弁に物語っておりましたので、一部転載させていただきます。

 まずは、雪の下地区在住のdondonさん。「連休の鎌倉、、、それはそれは大変です。我が家は鎌倉駅から徒歩圏ですが、ちょっと出遅れると大渋滞で、車では移動不可能!もっぱら、自転車で出かけるようになりました。」もし車で買い物に行く必要があるなら朝9時台までに、と具体的なご指示です。東急って、たしか9時半オープンでしたよね。

 北鎌倉のhanakoさん。「うちは北鎌倉が最寄り駅なのですが、去年、鎌倉に出かけたご近所さんが、バスで2時間かかったと言ってました。うっかりしていたと、激しく後悔なさってました。」うん、その後悔する気持ち、よお〜くわかります。じゃあ電車移動ならOKじゃないの?と思ったら、「一度、駅で都内から遊びに来たともだちと待ち合わせて出会うまで、乗ったはずの横須賀線が到着してから、30分もかかったこともありました。」・・・す、すごい。江の電乗り場にディズニーランドと同じぐらい待ち列ができるのは知ってましたが、JRもダメですか。

GW2 鎌倉暦30年以上というこたママさん曰く、「混みますよ〜。お正月の鶴岡八幡宮周辺と同じくらいと思って下さい。お正月は交通規制がかかりますが、それがないのでさらに混乱の極みです。GWも交通規制してほしいゾ・・・。」 確かに。「駅では切符を買うのが長蛇の列(券売機まで20分くらいでしょうか)。一度、友達を案内して浄妙寺から駅までバスに乗ったら2時間ではつきませんでした。普段は15分かかりません。」私も長谷から駅までバスで2時間超という経験があります(歩けよ!>自分)。さらに「学生の頃、普段ほとんどお客が来ない、という喫茶店でGWだけバイトしたことがありましたが、11時位から3時過ぎまでものすごい長蛇の列。こちらが食べる暇はありませんでした(TT)」そうそう、一度もお客さんが入っているのを見た事がない店にも人が群がっているのを見た時には、咄嗟にうちでも何か売るものないだろうかと考えてしまいました。

 今年は休みがとりやすい暦だし、『義経』でも今ちょうど鎌倉のシーンだし、こりゃ、例年にも増して殺人的な混雑になるんじゃない?と、怖いような楽しみなような。
 では、そういう中、昔っからの鎌倉住民はどうやって連休を過ごしているかと見回してみると、家の掃除やガーデニングに精を出しているお宅が多いんですね(シブい!)。季節もいいし、集中的に片付けられるし、この時期にきれいにしてしまって、人出が減ってから遊ぶというのは実に聡明。そして、一人や二人は広い庭をお持ちのお友達がいらっしゃるでしょうから、そういうお宅をそそのかしてのBBQ大会。ヤブ蚊が出ない今の季節ならではのお楽しみです。あと、二階堂のカジュ・アート・スペースで開催されるカジュ祭(28-30日)に歩いて出かけてみるとか、ね。掘り出し物が発見できるかも。

 皆さんなりの工夫で、ぜひ楽しい連休をお過ごし下さい。GWのとんでもない話スゴい話、ありましたらコメント欄↓で募集しております。お気軽にどうぞ〜!

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参加しましょう!『鎌倉まつり』

matsuri01 例年は、桜の盛り上がりが一段落してからの『鎌倉まつり』なんですが、今年に限っては桜の満開と快晴と日曜日がダブってしまって、もう大騒ぎ。観光協会によると4月10日だけで25万人の人出があったとか。ま、鎌倉の桜を愛でに来た人にとっては、道路は通行止めになってるし、人垣はできてるし、「なんて迷惑な・・!」というのが正直な感想だったかもしれませんが。

 そもそも『鎌倉まつり』』という名前のわりに、中身は結構おソマツだったりする。
 例えばメインのパレード。今年ならさしずめ、義経と静のカップルが馬に乗って登場するぐらいの演出は期待されて当然だと思うんだけど、まず人力車に乗って現れたはミス鎌倉。小中学校生のブラスバンドの行進に続いて、地元おばさま方の民謡踊り、小学生有志のよさこい踊り、あとは、市内各地の神社のお神輿やお囃子・・・という具合で、出し物が極めてローカルなんです。
 地元の人たちはパレードの中に知り合いを探して楽しめるけど、観光客の方にとってはねえ、どうなんでしょうか。

 しかし、このヘンのチグハグさがとっても鎌倉らしいなあと思うんです。つまり、よその人が期待する「鎌倉像」には、在住者(観光協会含む)はあんまり興味がない。『鎌倉まつり』なんだから、ローカルを大切にして何が悪い!と言わんばかりに、視線が完全に内側向いちゃってる。「出たい市民は誰でも出てよ」っていうのに近い、田舎的おおらかさと言うべきか。

matsuri03 なので、今年は参加させていただきました。大町子ども会の「八雲こどもみこし会」で御神輿を担ぐ子どもたちのお付きとして、桜吹雪の若宮大路を練り歩かせていただきました。
 イヤ〜、気分良かったです。病みつきになりそうです。まつりは参加してこそ意義があるんです。見ている人が違和感を抱こうがなんだろうが関係ないんです。

 今年、鎌倉まつりパレードを見て「・・なんかなあ」と引いてしまったあなた。来年はあなたも参加しましょう!それが『鎌倉まつり』の正しい楽しみ方なんですから!

 (右写真)鎌倉鳶職組合の“はしごのり”は魅せました。「いよっ!男前!」



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桜・さくら・sakura

sakura01 いや〜すごかったですねえ、今年の桜。開花が遅れてヤキモキしていたら、4月になって急に暖かくなり、一気に開いた!だから、満開も一気に来た!
 例年ならば開花の早い枝遅い枝があり、満開の頃には一部が葉桜になっていたりするもんですが、今年はゴーカイに完全ピンク一色!枝にピンク色のダマダマがボコンボコンとくっついている感じ。(左写真を拡大して!幼稚園でおなじみ、ピンクのティッシュで作った花の飾り付けを思い出しませんか?)

 桜満開で迎えた週末は暑いぐらいの好天で、西口のホテルニューカマクラ(景観重要建築物指定第27号)yozakura_liveでは夜桜ジャズライブが開催されるし、翌日は鎌倉まつりで桜吹雪の若宮大路をパレードが通るし、気候に誘われタケノコまでも顔を出すしで、もうおおわらわ。
 鎌倉にやってきた春、これから順次レポートしていきますのでお楽しみに。

 さて、わたくし個人といたしましては、今年は山桜の美しさに開眼した春でした。「山桜の美しさはソメイヨシノの比ではない」というようなことをおっしゃる方が時々いますが、確かに山桜の薄緑の葉と白い花びらのコントラストの美しさには、自然のたおやかなエネルギー(ダイナミックではないけれど確かな存在感)が宿っていると感じます。かたやソメイヨシノの植え方や咲き方は、むしろ人為的な印象が先にたってしまうのです。

 朝日新聞のインタビューで、かの養老孟司先生も「たくさんの種類の樹木の緑の中に、ぽつんぽつんと咲く山桜の見事さといったら・・」と答えていらっしゃいました。たまたま訪れた華頂宮邸の庭から、春の山のぼんやりとした美しさを見つけ、「そうそう、これなんだよな鎌倉は」と嬉しくなってしまいました。

yamasakura04 sakura

追記:山桜(↑)は、鎌倉市のシンボルツリーなんだそうですね。昭和50年に市民の投票で選ばれたとか。センスいいじゃん、鎌倉市民!

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或る鎌倉の風景〜映画『青の炎』

aonohonoo05 旅番組グルメ番組のみならず、テレビドラマや映画の舞台としても頻繁に画面に登場する鎌倉。月並みなラブロマンスも青春ドラマも、背景が鎌倉というだけで、表情に四季の潤いが与えられ物語に奥行きが生まれる気がします。
 鎌倉住民にとっては、いつもの馴染みの風景がどこでどんな風に登場するか探すのも楽しみのうち。プロのディレクターやカメラマンが切り取って見せてくれる風景に、我々がふだん見過ごしている「鎌倉らしい風情」を発見して嬉しくなることも・・。
 近年の映画作品の中で、鎌倉の風景が作品に格別の陰影をプラスしていて印象的だったのは『青の炎』(2003/東宝)です。貴志祐介の同名サスペンス小説を、あの蜷川幸雄が映画化。主役の高校生・秀一に扮するはジャニーズ嵐の二宮和也、相手役には松浦亜弥。とは言っても、ただのアイドル映画にはあらず! 切羽詰まった二宮クンのギリギリの選択に、観る者も胸をえぐられるようなツラい痛みを禁じ得ない、現代の青春映画の佳作となっています。
 実は映画上、秀一が通っている高校は建長寺のお隣・・つまり鎌学なんですね。秀一君は毎日、その高校から自転車(=ロードレーサー)で釈迦堂切通しを越え(!)、鎌倉高校前駅から江の電に乗る同級生(=あやや)を見送り、小坪トンネルからR134に出て、腰越商店街を抜け、どうやら鵠沼あたりの自宅に帰るのですが、彼の自宅というのがまたいかにも湘南らしいたたずまいの家で(=おい茂った庭木&チョイ古の和洋折衷住宅)、物語に妙なリアリティーを与えています。

aonohonoo02 aonohonoo01
(↑自転車で秀一が通う高校は・・) (↑釈迦堂で語り合う二宮君とあやや!)

 この作品を観ていると「多感な青春時代を送りたければ鎌倉に住め!」というか、「秀一のナイーヴさは、この物語性のある地域によって育まれたんだ!」というメッセージが読み取れてしまうほど、鎌倉の海や緑や湿気やにおいが色濃く感じられます。この“鎌倉”の特異な存在感って、監督の演出意図をはるかに越えてしまっているんじゃないのかな。
 映画『青の炎』。DVDでリリースされていますので、そういう視点でご覧になっていただくとさらにのめり込めるのでは? とオススメしておきます。

aonohonoo_umiDVD 【青の炎 特別版-二枚組-】
●2003/09/26発売
品番:KABD-571
JANコード:4997766606057
発売:角川書店
販売:>>角川エンタテインメント
価格:¥4700(¥4935/税込)

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