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“景観”と“風景”は違うもの・・

CIMG0061 「景観」になるには100年の時間が、「風景」になるには1000年という時間が必要・・・。これが、ギョーカイで使われている区分なんだそうです。即ち、森とか山とか海といった人為的でない自然物は“風景”、対して人がそれぞれの営みの中で作り出して行くものが“景観”、という解釈でいいんでしょうか。今回、>>鎌倉市都市景観課のワークショップをお手伝いして、初めて知りました。

 そう言えば、鎌倉で一番有名な某お菓子会社の社長が話してました。「鎌倉の人は緑を守れってよく言うけど、あれは“借景”を守れって言ってんだよね。じゃあ、自分の家の庭や門はどうなんですか?って思うよね。」・・・これも、“風景”と“景観”という言葉に置き換えるとよく理解できる気がします。“風景”はもちろん大事だけど、それと同じぐらい、自分たちが今作りつつある“景観”にも意識を向けなくちゃ、鎌倉の街の良さはどんどん失われてしまうんじゃないの?・・って。

tujiko 鎌倉市の都市景観課のスタッフは、その“鎌倉の景観”を維持していくために、たいへんエネルギッシュに(鎌倉市にあっては希有な存在?)活動しています。現在も、宝くじの助成金を獲得して、鎌倉旧市街地区全域で『鎌倉のまちのお宝を探そう!』というワークショップ企画が展開中! しかし、何せ準備期間が短いし、スタッフも少ないし、その割には企画が盛りだくさんすぎて、もうてんやわんやの大騒ぎ! で、見かねた市民ボランティアがお手伝いを申し出て、どうにかこうにか滑り出したところ・・。
 
 これから11/23(祝)のシンポジウムまで、いろいろな地区で、いろいろな企画のワークショップが行われます。建築家やまち並みの専門家と一緒にまち歩きして鎌倉らしい景観や建物をチェックしたり、子どもも楽しめるスタンプラリーや展示など・・。詳しくは、>>景観課のホームページでご覧下さい。さしあたって、これからの「オススメ企画」はこちら・・。

1)11月3日(木・祝) 13:30〜15:30
 ・鎌倉在住の建築家(東京電機大講師・熊倉洋介さん)と歩く、由比ケ浜〜文学館
 ・都市景観の専門家(関東学院大講師・志村直愛さん)と歩く、長谷〜文学館

2)11月 6日(日) 9:30〜13:00(スタンプラリーは〜16:00)
 ・鎌倉在住の若手建築家(山田博也さん)と歩く、御成町、扇ガ谷、佐助地区
 ・>>よしのまりこデザイン、オリジナルスタンプを使った駅西口地区スタンプラリー

3)11月13日(日) 14:00〜16:00 清川病院ファンタジールーム
 ・東海大学教授加藤仁美さんと一緒に、鎌倉の路地について語る、学ぶ会(上チラシをクリック!)

 失礼ながら先生方は、みなさん現役バリバリ世代。だから、いわゆる行政イベントと違って面白いと思うよ!ふるってご参加下さい! 参加申し込みはメールか電話(0467-23-3000内2322)で、市景観課へ!

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歩きたい鎌倉の路+素敵なレストラン

porta06 大塔宮から覚園寺に至る路。
 谷戸の奥に向かって続く、何気ない住宅街。たまに古い門構えのお宅が奥ゆかしく顔をのぞかせます。
 車1台がやっと通る道幅。フタのない側溝。ハイキングコースの入口に並ぶ庚申塚。そして塀を越えて道を覆う、伸びすぎた庭木・・。鎌倉らしい景観のエッセンスが集まったようなこの路沿いに、近年新しいお休み処やレストランがオープンし、まち歩きに「おいしい愉しみ」がプラスされるようになりました。

 LA PORTAは、覚園寺にほど近いところにある一軒家のイタリアンレストラン。グリーンに囲まれたナチュラルテーストあふれる空間は、観光客のみならず、ご近所マダムやご年配のカップルにも人気です。今の季節なら、広いデッキでの食事も楽しい。ランチタイムの日替わりコースはかなりリーズナブルなので、休日などは混雑することも。ゆっくりとおいしいイタリアンをいただきたいなら、平日に予約して出かけるのがオススメです。
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■ LA PORTA 二階堂411-2
0467-24-3699 
火曜,第三水曜定休
>>かまくら楽食日記でもご紹介

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投票に行こう! 鎌倉市長選挙

 16日、ようやく鎌倉市長選が公示されました。立候補者は3名。現職の石渡徳一氏(52)=自民、民主、公明推薦=、元県議でネットが応援する渡辺光子氏(55)、会社社長で共産が支援する仲地漱祐氏(59)の三人。現職の石渡市長に、新顔2名が挑むというかたちで、巷では結構盛り上がっています。
senkyo

 何と言っても我々の生活に密着した様々な局面において、判断を下す立場にある市長。ここはじっくり立候補した3人の選挙公報やビラを読み込んで、できれば街頭演説なども聞いて、今後の4年間の鎌倉市政を誰に託したいか、慎重に検討を重ねていただきたいところ。
 ▼それぞれのホームページはこちら。
   >>いしわた徳一    >>渡辺光子    >>なかち漱祐

senkyo03 鎌倉のまちづくり市民懇談会は10月7日、「鎌倉の市政と未来を語るシンポジウム」に立候補の3名を招いて、市政についての質問に答えてもらいました。その全記録がホームページに掲載されています。PDFですが、 ダウンロードしてぜひご覧下さい。
>>鎌倉のまちづくり市民懇談会ホームページ

 また、市民団体「かまくら市民オンブズマン」は、立候補予定の三陣営に対して9/15にアンケートを発送、25日までに得た回答を冊子にして、NPOセンターや書店などで無料配布しているとのこと。問い合わせは同事務局まで。0467(24)9205。

今度の日曜日は、みんな絶対に投票に行きましょうね! 期日前投票もすでに始まっていますよ!くれぐれも、参院補選の女性3名の戦いと混同することのないように!


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スゴイぞ、鎌倉の地域コミュニティー!

 去る10月9日、鎌倉市の複数の小学校で『市民運動会』が開催されました。小学校ごとに学区内の地域が集まって優勝を競いあうというもの。「なにそれっ、田舎くさ〜」と思ったあなた。そうなんです、鎌倉は田舎なんです。今回お手伝いで裏方に参加して、その事実をあらためて認識いたしました!

undoukai05 運動会を運営するのは、地区のスポーツ振興委員というお仕事をボランティアでしていらっしゃるおじさまやおばさまがた。この方々の仕切りがスゴイ。で、その下に地域のスポーツチームのコーチや、小学校の保護者がお手伝いに入るのですが、この場では学校長もPTA会長もなんの権限もない。地域のヒエラルキーを元に(それがまた整然とした組織じゃなくて混沌としていて大変面白い!)意思の決定、伝達が行われるのです。
 この日は前日の雨でぬかるんだ運動場を2時間かけて整備したのに(上写真:土方仕事に汗を流す皆さん)、開会式の途中で大雨が降り出し、急きょ体育館での開催に変更という大ハプニングが発生! 裏方も参加者も完全にカオス状態! それでも長年のつきあいによる阿吽の呼吸で(多少もたついてもご愛嬌ということで)、なんとかプログラムが進んで行く。スゴイの一言。
undoukai お昼にはパンやお弁当が配られるのですが、これがまた地区ごとに自治会商店会が提供してくれるので内容が全然違うのです。間違ってもお隣の地区のお弁当に手を出しちゃいけない。数は足りているか、2回お菓子をもらいにくる悪い子はいないか、配る方も真剣です。

 「これは災害時の避難所の光景だ!」と誰もが思いました。避難所では社長さんも大地主もタダの人です。その場で一番えらいのは、日頃から地域活動に参加して汗をかいて下さっているおじさんやおばさんたちなのです。折しも前日、>>『鎌倉市市民自治を考える市民フォーラム』で帝塚山大学の中川教授がお話していました。「これからは、小学校の学区単位での地域コミュニティーこそ必要です。阪神大震災でも立ち直りが早かったのは、自治会や町内会が機能している地域です。」

 鎌倉にはその地域コミュニティーが残っている!・・本当に嬉しくなりましたね。逆に、子どもを遠くの私立に入れるなんてもったいない!小学校のつきあいを通じたつながりがないと、イザという時におにぎりがもらえないかもしれません。だって某自治会の人が言ってましたもん。「一人一個よ〜みたいな非常時に、顔知らない人には絶対渡さないよね」って。残念ながら地元の小学校に通う子がいないご家庭は、ちゃんと町内会に入るか、せめて来年の市民運動会に参加しましょうね!

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由比ケ浜フェスタの商店街パワー!

10月2日(日)、真夏のような陽ざしの中、第2回>>由比ケ浜フェスタが開催されました。なんだか昨年よりもパワーアップ。イベントを盛り上げよう、成功させようという商店街の人たちの団結力を見た気がしました。
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素晴らしかったこと・・・
(1)観光客ではなく、地元の住民をターゲットにしている点。
 今年のテーマのひとつは「地域との交流」だとか。思いっきりドメスティックに楽しんでよ・・というユルさ、気安さが心地良かった! 子どもたちを対象にしたワークショップ(お絵描き、工作、手芸など)がたくさんあって、普段遊び場が少ない鎌倉の小学生たちも、たっぷり半日、街で楽しめたんじゃないかな。

02sunsyoudo(2)ものすごく環境に配慮している点。
 ゴミは完全分別。酒屋さんのビールやジュースの販売所では、リターナルコップを使用。200円で買って、コップを返せば100円戻るシステム。運営する側はめんどくさかっただろうけど、参加者の意識の向上に一役買ったのは間違いなし! スタンプラリーの台紙がエコバッグというのも、考えたじゃないですか。

(3)普段は前を通り過ぎるだけのお店に、気軽に「入ってみようかな」と思わせた点。
sunsyoudo 今までなんとなく入りづらかったけど、今日は人の流れにのって入ってみたお店が数件。「あら、こんなもの売ってるのね」という発見多数。こうやって新しいお客さんが増えれば、商店街にとって大きなプラス。鎌倉彫の寸松堂さんでは、普段非公開の「彫り」や「うるし塗り」の作業を間近で見せてくれました。それを食い入るように見つめている小学生たちの姿がまた印象的。いいなあ。

 こういうイベントを通して、商店街の人たちの横のつながりも濃く強くなっていくんでしょうね。「好きです由比ケ浜」エライ! また来年も楽しませてね!

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