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義経と鎌倉の紅葉

kouyou01 NHK大河ドラマの>>『義経』もいよいよ佳境。今週は、義経と別れ捕われて鎌倉に連れて来られた静御前が、鶴岡八幡宮の境内で舞うという有名なシーンがOAされました。いや〜、緊迫感のある、なかなか見事な演出でしたね。この番組観ていると、義経ったら一方的に可愛そう。対して頼朝ってほんとに狡猾。鎌倉幕府ってワルじゃん、と思っちゃいます。

 鎌倉が舞台の大河なのに鎌倉市がいっさい撮影協力してないのはナゼ?という話で、「鎌倉は頼朝が作った町なんだから義経側から描いたストーリーには協力できないというのが住民感情」という話を耳に挟みましたが、それってまんざら冗談じゃなかったのかも。

kouyou02 余談ですが、鎌倉が現在のような観光地として注目を集め出したのは、やはりNHK大河の『草燃える』(S54年)の舞台になった時なんだそうです。(覚えてます!石坂浩二の頼朝に、国広富之の義経。岩下志麻の政子が怖かった!) 記憶に新しいところで言えば、冬ソナでチュンチョンに観光客が殺到したのと同じ効果があったんですね。でも今年の鎌倉、義経効果はあんまりなさそう。だって商業者を含めて、町が全然盛り上がってないもん。・・あ、やっぱり頼朝びいきなんだ、鎌倉の人は。
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 鎌倉のまちは、これから2-3週間、1年で最も観光客が集中する紅葉シーズンに突入します。先の『義経』の舞殿シーンでも、舞い落ちる深紅のモミジが実に効果的に用いられていましたが、いや、鎌倉のモミジの赤はあんなに鮮明じゃないよ・・とテレビに一人突っ込みを入れる私。比較的温暖な鎌倉の紅葉は、なんとなくボヤボヤっとしているというか、やわらかい色合いというのが、鎌倉っ子たちの共通認識です。

 でも今年は、大きな台風の直撃を受けなかったのと、ここへきて急に冷え込んだので、例年よりも紅葉がハッキリしている気がします。掲載の写真は、19日に>>衣張山で撮影したもの。山道を覆う落ち葉をサクサクと踏みしめながら歩くと、義経の逃避行もこんなだったのかも・・と、鎌倉時代にトリップできて楽しい!

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路地ってどんなとこ?

roji01 かねてよりお知らせの、鎌倉市景観月間も各地区でのイベントを終え、>>23日のシンポジウムに向けて集約の作業に移りつつあります。まち歩きやスタンプラリー、カキコMAPにご参加下さった皆さん、ありがとうございました!なお、>>『LOVE鎌倉インターネットアルバム』は20日まで投稿を募集していますので、あなたのお気に入りの鎌倉写真をお送り下さいね。

 13日(日)には、小町辻子地区主催で、鎌倉の路地を考える会が開催されました。地域住民の皆さんを中心に、路地空間に関心を持つ方が大勢参加して下さり、会場は満席状態。前日に撮影した路地写真をスライドで上映したところ、「鎌倉はいいねえ」と悦に入る新住民の隣で、「昔から比べたら、今の景観なんて目も当てられない、無惨な姿」と嘆く旧住民あり。
roji02 なんでも数十年前までは、小町路地一帯は「珊瑚樹の生垣にしましょう」という不文律があったそうなんです。それも、樹は茂って膨らむから、道の境界から3尺3寸下がって植えましょうという奥ゆかしさ。当時を知る方にすれば、板塀なら許すけどブロック塀なんてもってのほか、とおっしゃるのも当然かも。
 清川病院の院長先生によれば(当路地の生き字引き!)、生垣が減ったのは昭和40年代頃。殺虫剤の散布がNGと言われだした頃なんだそうです。珊瑚樹は比較的火事や公害に強い植物なんだそうで、昔の人の合理的な知恵で選んだのでしょうが、今ではあまり見かけなくなってしまいました(写真は大町の珊瑚樹生垣)。

 さて、路地をどう残すかという本題について。東海大学の加藤先生のお話を聞きましたが、やはり一筋縄ではいかない印象を受けました。東京の下町などでは、例えば向こう三軒両隣をグループ化して一つの大きな建造物と考え、その間を通る路地は「通路」という扱いで4m幅なくても良しとする、というようなことを行政主導で行っているそうです。でも、住民間でそのような合意を取り付けることは非常に難しい。路地は残したいけど、自分の家の敷地が規制されるのは抵抗ある・・といった具合に「総論賛成、各論反対」になる場合が多いようですね。

 景観課の方が言っていたのは、「路地がなぜ残っているのかという原点を探しながら、住民の皆さんが過去からのルールを掘り起こしていくことが重要」とのこと。う〜ん、ちょっとカッコ良すぎる? 最後に清川先生のまとめ。「ボケ防止には、歩くこと、おしゃべりすることが一番効果的。車が通る大通りは歩いても楽しくないし、知り合いと会ってもゆっくり話できないでしょ。ブラブラ歩いて立ち話ができる路地の存在は、ボケ防止に大切なんですよ」・・なるほど!かなり説得力あり! 旧鎌倉地区は認知症発症率が低い、なんてデータがあれば、全国的に路地保全運動が加速するんじゃないの?

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(こちら、小町の路地空間に出現した一軒家のイタリア料理店>>Agio-アージョ-。こういう店が増えるのも、路地歩きの楽しみを増す?)

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コマイヌがいない二の鳥居?

tenji05 これは昭和30年代の段葛、二の鳥居の写真。11/7(月)〜13(日)、鎌倉生涯学習センターロビーで開催されている>>鎌倉市都市景観課『わがまちづくりシンポジウム』の展示より拝借しました。
 展示では、このように風景の移り変わりがわかる鎌倉の今昔の写真や、若宮大路の立面写真↓(どのビルがデカくって景観的に浮いているか一目瞭然になっちゃった!)、若宮大路地区商店街のみなさんへのアンケートで見えた>>「商業者の本音」などがパネルで掲示されていて、大変興味深い。tenji01

 怖いのは、若宮大路の両側に法規制いっぱいにビルが建ってしまった場合をシミュレーションしてみたという、通称【地獄絵】
 鎌倉のまち並みは、特別な法令や条例で低層が守られているんだろうというのは大きな誤解で、実は、現行の法律では藤沢や横浜の駅前と同様、大型ビルが乱立してもまったく問題はないのだそうです。今までは「ビルはせいぜい4階ぐらいにしようよねー」という、地権者のいわば【暗黙の了解】によって、鎌倉の広い空は守られて来たってわけですね。・・・ということは? 自分さえ良ければ他はどうでもいい、という(まあ当たり前の)感覚の事業主が鎌倉に現れたら? ・・・怖いですねえ。想像したくないですねえ。
tenji02 展示には、まちに対する声を自由に書き込める>>『カキコマップ』コーナーもあります。できれば、お気に入りのまち並みを写真に撮って送っていただく>>『LOVE鎌倉 インターネットアルバム』にも、投稿してほしい! 素敵なプレゼント、ご用意していますよ(今なら、当選確率かなり高し!)。
 11月13日(日) 14:00〜16:00 >>鎌倉の路地の魅力について語る&学ぶ会にも、ぜひご参加下さい!お待ちしています!


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