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路地ってどんなとこ?

roji01 かねてよりお知らせの、鎌倉市景観月間も各地区でのイベントを終え、>>23日のシンポジウムに向けて集約の作業に移りつつあります。まち歩きやスタンプラリー、カキコMAPにご参加下さった皆さん、ありがとうございました!なお、>>『LOVE鎌倉インターネットアルバム』は20日まで投稿を募集していますので、あなたのお気に入りの鎌倉写真をお送り下さいね。

 13日(日)には、小町辻子地区主催で、鎌倉の路地を考える会が開催されました。地域住民の皆さんを中心に、路地空間に関心を持つ方が大勢参加して下さり、会場は満席状態。前日に撮影した路地写真をスライドで上映したところ、「鎌倉はいいねえ」と悦に入る新住民の隣で、「昔から比べたら、今の景観なんて目も当てられない、無惨な姿」と嘆く旧住民あり。
roji02 なんでも数十年前までは、小町路地一帯は「珊瑚樹の生垣にしましょう」という不文律があったそうなんです。それも、樹は茂って膨らむから、道の境界から3尺3寸下がって植えましょうという奥ゆかしさ。当時を知る方にすれば、板塀なら許すけどブロック塀なんてもってのほか、とおっしゃるのも当然かも。
 清川病院の院長先生によれば(当路地の生き字引き!)、生垣が減ったのは昭和40年代頃。殺虫剤の散布がNGと言われだした頃なんだそうです。珊瑚樹は比較的火事や公害に強い植物なんだそうで、昔の人の合理的な知恵で選んだのでしょうが、今ではあまり見かけなくなってしまいました(写真は大町の珊瑚樹生垣)。

 さて、路地をどう残すかという本題について。東海大学の加藤先生のお話を聞きましたが、やはり一筋縄ではいかない印象を受けました。東京の下町などでは、例えば向こう三軒両隣をグループ化して一つの大きな建造物と考え、その間を通る路地は「通路」という扱いで4m幅なくても良しとする、というようなことを行政主導で行っているそうです。でも、住民間でそのような合意を取り付けることは非常に難しい。路地は残したいけど、自分の家の敷地が規制されるのは抵抗ある・・といった具合に「総論賛成、各論反対」になる場合が多いようですね。

 景観課の方が言っていたのは、「路地がなぜ残っているのかという原点を探しながら、住民の皆さんが過去からのルールを掘り起こしていくことが重要」とのこと。う〜ん、ちょっとカッコ良すぎる? 最後に清川先生のまとめ。「ボケ防止には、歩くこと、おしゃべりすることが一番効果的。車が通る大通りは歩いても楽しくないし、知り合いと会ってもゆっくり話できないでしょ。ブラブラ歩いて立ち話ができる路地の存在は、ボケ防止に大切なんですよ」・・なるほど!かなり説得力あり! 旧鎌倉地区は認知症発症率が低い、なんてデータがあれば、全国的に路地保全運動が加速するんじゃないの?

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(こちら、小町の路地空間に出現した一軒家のイタリア料理店>>Agio-アージョ-。こういう店が増えるのも、路地歩きの楽しみを増す?)

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