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ピーガル君が子どもを守る?

pi-gal02 校内、通学路、今度は塾・・。
 子どもが安全に過ごせる場所は、今やどこにもないのでしょうか。
 相次ぐ事件を受けて、「鎌倉はどうなってるんだ!?」「学校は、警察は?」いろんな声が出てきているようです。

 正直なところ、危機意識が薄いなと以前から感じていたのは、警察と学校との連携があまりとれていない点。
 例えば不審者がいたという通報があった場合、警察は各学校にfaxで情報を流すけれど、それを各家庭に伝えるかどうかは学校の判断に任されているといいます。よって、それがリアルタイムで(連絡網などで)家庭に伝えられることはほとんどない。良くて翌日に注意を呼びかけるプリントがまわってきますが、少し離れた学区の情報となるとまったく伝わって来ない。塾やお稽古のため電車やバスに乗って行動する児童も多いというのに、なんか認識が古いよなと思ってしまう。

 古いと言えば、この情報化時代にインターネットを使った情報伝達がないことも驚き。例えば、不審者や事故の情報にしても、ホームページやメールを使えば瞬時に全家庭に伝達できるはずなのに、そういう仕組みづくりをしようという気持ちが警察にも学校にもありません。ちなみに、「インターネットを使った警察の犯罪情報提供」はこちら↓。
>>神奈川県警察
 [マップ情報]で、年度ごとの街頭犯罪等発生マップを検索できる。
>>鎌倉警察署・鎌倉防犯協会 
 [犯罪の発生状況]で、1週間ごとの街頭犯罪等発生状況を閲覧できる。
>>大船警察署 
 [トップページ]で、毎日の刑事事件発生件数を閲覧できる。
つまりリアルタイムでは全然ないし、我々生活者に必要なのは「件数のデータ」ではないんですが・・。

 鎌倉警察生活安全課では、管内で発生した犯罪情報をまとめて、登録者に翌日メールで配信しているそうです。ただし登録はPTA役員ではなく(役員が毎年変わってしまうので)、町内会、自治会などに限定されています。また、ある署員の方がボランティア的に始められたことなので、「警察の業務の一環」ではないとのこと。

pi-gal01 鎌倉の警察が管理している防犯組織としては『>>ピーガル君の家』があります。時々見かけると思うけど、こういう札が貼ってあるお宅(店)は、警察の依頼を受けて「何か困った事態が起きた時に助けてくれる」ということになっています。実は今年の春に「鎌倉警察はピーガル君の家に誰が住んでいるか全然管理していなかった!」ということが露呈して保護者側が慌てたという裏話あり。それぐらいノンキな土地柄だということは、むしろありがたいと言うべきか・・・?

 「ピーガル君」よりも安心できる存在を・・ということかどうか、学校ごとに「子ども110番の家」というプレートを作って保護者や地域のお宅に配っている所も多いです。大船小、今泉小、小坂小では『大船地区子どもの安全を見守る会』というボランティア団体が「リス」のマークのパトロール用カードやプレートの配布を行っています。今、地域によってリスだったりヤギだったりすると判りにくいから市内で統一のものを作ったらどうか、という声が出ています。一方で、「ピーガル君の家があるんだから、それでいいじゃない」と言うPTAもあったりして・・。市と警察とPTAと、三者が連帯して何かを進めるという体制はありません。子どもをめぐる事件の多発を受けて、こういう体質が変わるかな?どうかな?

pi-gal03 近頃新聞でも取り上げられていますが、鎌倉は自治会や町内会組織が強い地区が多いので、近所のお年寄りが中心になって登下校時にパトロールをして下さったり、商店街から「何かできることは?」と声をかけて下さったりという事例は多いようです。これはとてもありがたいですね。市内では、消防車を使った下校時間帯のパトロールも始まったようです。でも基本は、自分の子どもの通学路や行動範囲に危険箇所がないかチェックすること。万一の時にどうしたらよいか、よく教えておくことが一番かもしれない。
 ほんとに、今の子どもたちって、どこでどんな危険に遭遇するかわからないサバイバルの時代を生きてるんだと思う。そのことがとても可愛そう、というか、この鎌倉ののどかな風景に対して、とてもチグハグな感じがしてしまうんですが・・。

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