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古民家再生の理想のかたち

 鎌倉(いわゆる八幡宮を中心とした旧鎌倉地区)は、大正12年の関東大震災の津波と火災で壊滅的な被害を受けました。よって、現存する建物は古いものでも大正末期から昭和初期に建てられたもの。古都とは言えど、明治以前の建物を今も使っているお宅というのはほとんどないのでは?

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 こちらの古民家は玉縄地区ですが、なんと江戸時代の建物をリノベーションしています(建築設計・>>戸井田工務店)。この建物を支えてきたハリ、そして柱には160年もの歴史が刻まれています。流れる空気も時間も、せわしない「平成」とは別の次元にあるような、重厚な落ち着きを醸していることがおわかりいただけるでしょう。
 このお宅がスゴいのは、ご先祖代々の土地に元々建っていた建物を、「壊すのはしのびない」と御子孫の手で再生されたということ。壊して、新しい家を建てた方がよほど簡単だし、コストも押さえられるのに、あえて「古民家再生」という選択をされたのです。家族の歴史を見守ってきた建物が、また新たな命を吹き込まれて、この先も子供たちの健やかな成長を育んでくれる・・。素直にうらやましいです。

Dinig3 再生された部分は、現在、若奥様であるFさんが>>お料理教室を開いています。空間の素晴らしさプラス、Fさんの技術と細やかな心配りが人気で、お教室は「キャンセル待ち状態」なのだそう。実は「古民家再生」の言い出しっぺは、“お嫁さん”であるFさん。そのセンスと思い切りのよさにはいつも感服します。(>>プレアデス映画祭の時の>>“けんちん汁サービス”も二つ返事で引き受けてくれました!) 今後は「もっと皆さんが鎌倉の野菜や海の幸に親しまれるような何かを仕掛けて行きたい」という思いをお持ちなのだそう。古くから伝わるもの、自然にそこにあるものを大切にしながら新しい魅力をプラスしていく・・。こういう考え方を当たり前にできる方が、うんと鎌倉に増えるといいですよね。

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