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鎌倉に住む人-「9brand」

 鎌倉に越して来て、もう少しで10年になります。特別に縁があったわけではなく、独特の風情や豊かな自然がありながら東京まで1時間という環境が、東京の仕事で生計をたてる自営業にはバランス良かったわけで。。。ネットの普及がそんな暮らしを可能にした、なんて書くと「何を今さら・・」と笑われそうですが、10年前としては結構フロンティアだったんです。

9brand08 そして今、さらに軽やかに、鎌倉暮らしを選択する人たちが増えて来ています。最近おじゃました9brandの瀬戸さんご夫妻。先進のデザイナーであり、マーケットで流通するレーベルのオーナーでもあり。それこそ東京でしのぎを削ることを要求されそうな業界に居ながら、今年の春、工房とショップとともに鎌倉の大町に移って来られました。
 
 ご覧いただいてわかるように、彼らの作品のテーマは「生き物に学ぶ」。カエルや蝶やヤモリにも見えるカバンや帽子、雑貨たち。『空想生物学』と言っておられましたが、生き物たちが放つエネルギーを膨らませ、デフォルメして、独自の世界観を作り上げています。ショップには全国の動物にまつわる郷土玩具も並んでいて、日本古来の人と生物とのかかわりを、新しい感覚でとらえ直し発信しようとする9brandのねらいが伝わって来ます。

 生き物をモチーフとするお二人にとって、緑多く、生き物が身近に感じられる鎌倉の生活は刺激に満ちているのだとか。と同時に、世代や性別に関係なく長く使える普遍的なモノ作りには、湘南的な時間の流れがピッタリくるようです。東京での忙しかった日々を、「小走りで仕事してるぐらいのつもりだったけど、あれは全速力だったなあ」と振り返る瀬戸けいたさん。とはおっしゃるものの、次々と繰り出される言葉にはアツいものがあふれていて、今も体内で新たなエネルギーを醸成し、発散している感じが伝わって来ます。

9brand_2 気になった方、金土日とオープンしているショップを訪ねてご本人たちとおしゃべりを楽しんでみて下さい。自然体で、肩に力が入っていないクリエイティブなライフスタイル。素直に「いいな」と思えるんじゃないのかな。

■seto(H20.4月、9brandから名称変更)
 鎌倉市大町1-19-12
 0467-22-3441
 http://www.setodesign.jp/

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匠の市と円覚寺宝物風入

 春と秋(4月と11月)に開催される>>北鎌倉の「匠の市」(運営主体は>>北鎌倉まちづくり協議会)。楽食組として第一回目から参加し、>>楽食本やちぃオリジナルグッズを販売させていただいてます。今年は11/3,4と二日ともお天気に恵まれ、本の売れ行きも上々。何よりも、道行く皆さんから「いつも見てます」「もう持ってます」という声をたくさんいただけるのが嬉しい(ズボンのポケットにしのばせていた『特盛』を、おもむろに出してみせて下さる方も)。
Kitakamakura2

 そして、秋の匠の市と毎年同時期に開催されているのが、>>円覚寺の「宝物風入」です。円覚寺で収蔵しているお宝の数々が虫干しを兼ねて展示されているのを、至近距離から見ることができます。無学祖元ゆかりの品々や北条時宗の書状など、重要文化財に指定されている鎌倉時代のお宝も多数。この湿気の多い鎌倉で、こういうものを800年もきちんと保管しているお寺ってスゴい。

Pict2317 さらに、どんな歴史オンチでもグッと来ちゃうのが、風入期間限定で公開される「国宝 舎利殿」の美しさ。いつもは立ち入り不可の「正続院」の門の中に入り、身近にその端麗な姿を愛でることができます(写真撮影NG。左写真の左奥に見えるキレイなラインの屋根の建物です)。つくづく、円覚寺って奥が深いよな〜。
 関西から来た友人に言わせると、京都や奈良のお寺には国宝の建築や仏像がいっぱいあるけど、鎌倉の寺社は歴史も浅いしスケールも小さい・・・と。確かにね。同じような建築物でも鎌倉時代のものだと新しさゆえに「重文どまり」になってしまうんだ、ということが>>法隆寺あたりに行ってみるとよくわかります。でもね、鎌倉のお寺には、飛鳥時代の優しさとか平安時代の高貴さとは全然違う「凛とした気迫」を感じさせる美があるんだよね。これって禅や武士道の精神を現わすものでしょう。
 京都や奈良に対抗するために、市が『武家の古都』というニッチなテーマを掲げて>>世界遺産登録をめざしているのも「ま、アリかな」と思えるのです。

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小町の湘南倶楽部にて

Uraraku03 小町通りから寿福寺方面へ向かって徒歩1分、道に向かって大きく開いたテラスを持つカフェ・レストラン、>>湘南倶楽部
 >>『特盛』出版記念として、11月の一ヶ月間、こちらで>>かまくら楽食日記のイラスト担当、ちぃこと>>井上智陽さんの個展が開催されています。壁面がそう多くない店内ですが、ご覧のようにたくさんのスケッチを飾っていただいています。大好きだったのに閉店しちゃったお店とか、スケッチしたのに掲載を断られちゃったお店とか。初期の頃のスケッチを見て、「へたくそだけど味があるな〜」なんて7年余の楽食活動の思い出に浸ったりして。

Shonan_club01
 今日は、All Aboutの>>「ヨコ・カマ(横浜・鎌倉)ガイド」、田辺紫さんをゲストにお呼びしての楽食(下写真)。ちぃのお家芸、ハイスピード楽食スケッチの様子を、All aboutの日記で詳しくレポートしていただきました↓。
http://i.allabout.co.jp/users/3479/diary/show/16642
http://i.allabout.co.jp/users/3479/diary/show/16651
Shonan_club02

 今回途中で来客があり、不覚にも楽食時間内にスケッチを仕上げられなかったちぃ。なので、お料理は写真でご勘弁。こちらは、市場の野菜+豆腐やおマメをたくさんいただけるヘルシーな「デリサラダ」(パン、飲み物付 1260円)。他にもチキンのコンフィーやおマメのカレーなど、ほんとに手をかけて作っていらっしゃるメニューの数々。久しぶりにいただきましたが、予測をはるかに上回るおいしさでした。うーん、さすが楽食日記。お店のセレクトには間違いがない!と、自画自賛も大目にみてね。

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