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精進料理家 藤井まり先生のワークショップ

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10/16(土曜)、鎌倉在住の精進料理家・藤井まり先生のワークショップが
午前午後の2回にわたり開催されました。
みなさんで胡麻豆腐を作り、
先生に精進料理の「いろは」を教えていただきます。
まずは、すり鉢すりこぎを使ってのゴマすりから。

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先生のごますりを見てると余り力が入ってなくて、
するするとリズミカルにすりこぎが動くのですが、
やってみると案外大変ー!
みんなで交代しながら、わっせわっせ。
立ち上がってくる胡麻のいい香りに魅せられながら、ひたすらわっせわっせ。


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このぐらいペースト状になったらやっとOKがいただけます。
格闘すること10分以上かな。
お坊さんたちはこれを一人でやるんですよね。
すりながら無我の境地に達するのでしょうか。
う〜む、まさに修行だ。


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ペーストになった胡麻は、フライパンで火にかけながら葛の入った水で伸ばします。
だんだんゴマ油が出てきて、お餅のように弾力ある固まりに変身!
「さ、ここから10分ぐらい。焦がさないように。」
と容赦ないのは、藤井先生のお嬢さんの料理家、和西小牧さん。
すでに腕に乳酸たまってきた一同、「ええー!?」
「手をかけただけおいしくなるのが料理なんです」と小牧さんキッパリ。
(内心ニヤニヤ?)


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充分火を通したら、一人分づつ小分けにしてラップにくるみ、
冷水につけておきます。
食べごろになるまでしばしお待ちを・・


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その間、精進料理について藤井先生にお話をいただきました。
ご主人の藤井宗哲さんは、元建長寺の典座(てんぞ・修行僧の食事を作る職)でお勤めをされていた方。
ご主人様亡きあと、「禅の食事」についてお伝えするため
まり先生お一人で国内はもとより、世界各地をとびまわって講演をされています。


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つかまえようとして逃げるものは使わない。地にしたたるもの(牛乳など)は食べる。
臭いや成分がきつい五葷(ごくん・ねぎ、にら、にんにくなど)は使わない、といった精進料理の決まりも教えていただきましたが、
何より曹洞宗の道元禅師が二人の老典座と出会って禅の修行の本質を悟ったというお話がとても興味深かった。
禅においては食事を作ること、すなわち修行、なんですね。

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さ、命をいただくことに感謝しながら、お食事タイム〜!
お手製の胡麻豆腐は、だし醤油とわさびでいただきます。
他に、つくっていただいたしょうがご飯、けんちん汁、古漬け(たからの庭のみょうが入り)、さらに味わいを比べるための黒胡麻豆腐も。


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はじめていただく手づくり胡麻豆腐は、ぷりぷりんの食感に、みなさん「おいしい〜!」
これがほんとのゴマ豆腐だったんだ〜(今まで食べてたものは何だったの?)と感嘆することしきり。
けんちん汁も素材の甘さがひとつひとつ味わえて本当に美味しかったです。
手間をかけて作っているからこそ、にじみ出る味わいなんですねえ。


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お食事しながら、小牧先生にもお話をいただきました。
「身土不二」「一物全体」。
つまり、地元にある旬の食べ物をあますところなくいただく。
それがエネルギーをむだなく使い、体のためになり、輸送コストもかからない食生活。

精進料理というくくりにこだわらなくても、
毎日の食生活を考えるときに、頭のすみっこに置いておきたいなと思うステキなお話でした。

藤井まりさん、和西小牧さんは、関連する御本もたくさん出しておられます。
参考にされたい方は、ぜひご一読をおすすめします。

◇藤井 まり >>不識庵ホームページ

◇和西 小牧(わにし・こまき)
>>「エネルギー食堂」ホームページ

pc北鎌倉たからの庭
http://takaranoniwa.com/

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