« 月暦で暮らす[旧暦で祝うお正月と七草粥] | トップページ | 月食は雲の向こうだったけど・・ »

浄智寺さんとのコラボ企画です。

101121a.jpg

2010湘南邸園文化祭2010のラスト企画を11/21日に開催しました。
今回はかなりスペシャル版の2部構成。

第一部は浄智寺さんのご本堂の中で、ご住職の法話を聞き、
みなで般若心経をとなえ、お焼香をするという会。

通常はガラス扉の向こうからご本尊をお参りするのですが、今回は特別中の特別。
過去、現在、未来をあらわす三世仏(阿弥陀如来/釈迦如来/弥勒如来)を真近に拝顔しながら、ありがたいお話をうかがいます。

※三世仏をお祀りするお寺というのは大変めずらしいそうです。あと、浄智寺境内には布袋さまがいらっしゃいますが、こちらは鎌倉江ノ島七福神を割り振ったときにまつられたとのこと。布袋さまは弥勒さまの化身と言われ、弥勒さまをご本尊にしている浄智寺さんが選ばれたのだそうです。


101121b.jpg

浄智寺ご住職の朝比奈恵温先生です。
おつきあいは長いですが、実は、私も和尚さまのお経を聞くのは今回初めて。

・・・びっくりしました。
もともといいお声をしていらっしゃいますが、
お堂に響き渡る読経の迫力たるや、スゴい。
禅宗のお坊さんは、お経を読むことも修行のうちとされるそうで、
まさに鍛え抜かれた声帯が空気をふるわすようで(オペラ歌手なみではないでしょうか?)、
その緊張感に一同心酔しました。

われわれがよく耳にする般若心経のほかに、
梵語で書かれた発音そのままの「陀羅尼(ダラニ)」、日本語に訳された「和讃(わさん)」というお経も聞かせていただきました。
「意味は考えなくていいんです。私も無心に読んでいます。」
というお話に、みなさんホッとしたようにうなずかれていました。

※たからの庭がある場所は、かつては浄智寺の境内の一角でした。鎌倉〜室町時代の浄智寺はたいへんな規模で、円覚寺の何かの行事に浄智寺から200人のお坊さんが出席したという記録も残っているそうです。禅宗が鎌倉時代に中国から伝わったことは有名ですが、禅寺のお堂の床が石ばりであることなどは、まさに中国様式なんですね。北条時宗と無学祖元禅師の禅問答は通訳を介して行われるなど、当時の禅寺はバイリンガルの世界だったようです。


101121c.jpg

さ、場所をたからの庭にうつして第二部の写経です。
「般若心経」のお気に入りの一節(または一文字)を筆と墨で書き、
お守り袋に入れてご自分のお守りを作りましょうという内容。


101121d.jpg

まずは練習用の半紙に、気になる文字を書き写していっていただきます。
「筆を持って字を書くのなんて何十年ぶり」という方も多かったようですが
みなさん作業に集中されています。
「うーん、この一節が好きなんだけどうまく書けない」とか
「やっぱり一文字だけ大きく書こうか」とか、
初対面でも会話がはずみ、なごやかな雰囲気です。


101121e.jpg

今回、写経指導にあたったのは、現代書家の萌春留加さん。
秋に浄智寺さんで「般若心経」をテーマにした個展を行ったばかり。
聞かれれば、言葉の意味もお教えしますが、
「さきほどの和尚さんのお話にあったとおり、意味よりもまず、感じたまま、書く文字を選んでみましょう」
とおっしゃいます。


101121f.jpg

練習がすんだ方は、本番用の小さな用紙に選んだ言葉を書いていきます。
「空」「無」「想」などの一文字を選んだ方が多いようにお見受けしましたが、
萌先生も好きとおっしゃる「以無所得故」、
そして「菩薩」「涅槃」「般若」などを選んだ方もいらっしゃいました。


101121g.jpg

藤井先生の精進料理、仏像ガールさんのにぎり仏づくり、そして今回の写経。
今秋、3つの講座をとおして、
この土地が持つパワーの源をたどる機会をいただきました。
とっても興味深かったし、この場所へのリスペクトの心を大切にしようと思いました。

そしてまた、
「人は一人では生きられない。必ず誰かのおかげで成り立っている。」という般若心経の教えにあるように、
ここで出会えたみなさんに「捧げる」気持ちを大切にしていこうとの想いを新たにした秋でした。

pc北鎌倉たからの庭
http://takaranoniwa.com/

|

« 月暦で暮らす[旧暦で祝うお正月と七草粥] | トップページ | 月食は雲の向こうだったけど・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36419/50323731

この記事へのトラックバック一覧です: 浄智寺さんとのコラボ企画です。:

« 月暦で暮らす[旧暦で祝うお正月と七草粥] | トップページ | 月食は雲の向こうだったけど・・ »