鎌倉に似合う 小さな家

 鎌倉の街並みの良さを維持したいということを活動の主目的に据えている>>「住みたい鎌倉・建て主塾」。ありがちなハウスメーカーの無機質な家ではなく、鎌倉に似合う外観の家を建てましょうよ!と呼びかけています。家を建てるなら、街の気候や環境や職人さんをよく知っている地元の建築家に頼むのが安心。引っ越し後もなんだかんだとメンテナンスしてくれますし、基本ご近所さんですから絶対に悪いことできません。

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 今回、鎌倉駅から徒歩15分の場所に完成したお宅も、そんな地元建築家とのタッグで誕生しました。延べ床面積23坪という小さな家。たっぷりの小屋裏収納、木製の螺旋階段、土間でつながったキッチン・・と、小さいゆえに生み出された工夫がイキていて、とても楽しい、リッチな空間になっています。(詳細は、設計を担当した>>空間工房のブログで。)

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 このおうち、実は土地面積は110坪と、考えられないくらい広い。山を背負っている、車も入らないという悪条件ゆえに、駅徒歩圏でありながら格安で購入できたそうです。そこに建坪わずか12.5坪のおうちです。前後左右、ぐる〜っと庭。裏山は、子どもたちにはパラダイス。もちろん土砂が崩れてくる心配もあるんだけど、そこは山際から離して家を建てて、コンクリで防土壁を作る(中写真)ことでクリア!! マイナスをプラスに転化する発想の豊かさが、鎌倉らしい暮らしを求める人にはありますよね〜good

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 そんな鎌倉暮らしのエッセンスを感じたい方は、>>takanecollection 2008へお出かけになってみては?
takanecollection 2008 かご と ぬの展
・3月19(水)〜 21日(金) 10:30 〜 17:30 
>>GALLERY KAYAにて
 鎌倉駅東口徒歩5分 妙本寺参道
(素敵な「かごとぬの」作家である>>takanecoさんは鎌倉在住。今回見事なクリエーションを見せてくれた建築士さんのご身内です。)

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鹿男がすごい・・・

Awoniyoshi 今期の期待イチオシドラマ、フジテレビの>>『鹿男あをによし』がスタート。初回、気持ちよくかっ飛ばしてくれました。主演は玉木宏さん。多部ちゃんとか蔵之介さんとか、おいしい役者さんが脇固めてますが、何と言っても本ドラマの主役はNARA。そう、奈良です。

 大阪からも京都からも30分ちょっとという立地にもかかわらず、どういうわけか田舎な町という印象。しかしそんな素朴な風景の中にさりげなく飛鳥時代の古墳が点在していたりして、しかもその古墳の上で農家さんが当たり前にみかんを栽培していたりして・・という、とてもおおらかな心なごむ土地、奈良。
 ドラマ鹿男は、そんな奈良の風景をありのままに切り取ってみせてくれるシーンがとても多くて、奈良盆地の自然のスケールとか、空が広くて近い感じとか、神社仏閣のいにしえの文化の香りとか、あるいは昔ながらの町家の趣きとか、言葉に尽くせぬ奈良の魅力がカメラを通して伝わって来ました。奈良、好きだなあ。

 「あをによし」というのは、「奈良」につく枕詞なのだそうですね。初回は、神の使いである鹿が主人公の前に現れたところで幕。この奇想天外なストーリーも、どこか神がかり的風土を残す奈良であればフツウに成立しちゃうと思う。いや、そう思わせる演出陣がすごいんだけど。2年後には平城京遷都1300年だし、奈良ブーム来るんじゃないかな、マジで。
 鎌倉にも、なんかおいしいドラマが来ないかなあ、マジでマジで。

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▲昨秋、奈良でのスナップショット

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Hanakoに載る

070426 ゴールデンウィークの鎌倉は、あいかわらずの大混雑だったようです。若宮大路や小町通りは大変な人ごみ。でも面白いことに、我が家の前の路地などは、いつもの週末より人通りが少なかったりする・・これってつまり、鎌倉をよく知っている人は連休に遊びに来ないっていうことですよね。
 現在発売中の>>『Hanako(No.898)』はまさに、そんな「鎌倉を知っている人たち」のための情報誌です。かつて(かれこれ10年ぐらい前?)、鎌倉界隈の飲食店にとって、「Hanakoに載る」=「魂を売る」に等しいぐらい忌むべきこととして扱われた時代がありましたが、今や、本当に信頼できる、おいしいお店が堂々と『Hanako』の紙面を飾っています。

 地元の人間でも違和感なく読める『鎌倉特集』。編集者のお話では、今の読者にとっての鎌倉は「観光に行くところ」でも「遊びに行くところ」でもなく、「住んでみたいところ」(>>「住みたい鎌倉」だ!)になりつつあるそうで、「鎌倉に住んでいる自分」がイメージできるような情報こそ求められているんだとか。
 かく言う>>楽食組も、「地元住民が心から愛する、隠れ名店」というコーナーで、お得意のお店紹介をさせていただきました(なんと今回は写真入り!)。いや〜しかし、ページをめくると知り合いだらけで面白いこと。こんな小さな街に、これだけ面白い人やショップが混在している地域っていうのは、やっぱり「住んでみたい」と思うよね。
 
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※写真は、『Hanako』にも掲載の名店>>「Nature et Sens」。お誕生日楽食ということで、ちぃさんのボタンのついたシャツ(気合い入れて着た)や、描きかけのスケッチも写っています。

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鎌倉ビンテージ民家

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 写真は、鎌倉の奥座敷と呼びたい谷戸にある古民家。鎌倉は太平洋戦争の空襲を免れたため、昭和初期〜(関東大震災後)の建物が残っていることはすでに書きましたが、こちらの建物は大正初期のもの。この地域は地盤が堅い岩であるため、大震災の被害も免れ、ご近所には江戸時代(「安政年間」ということなので約160年前!)の建物がなんと現役で建っています。手を入れながら住まい続けるのはさぞご苦労なことと思いますが、古くていいものをちゃんと守って伝えて行こうという高い志をお持ちの方がたくさんいらっしゃるのも、鎌倉ならでは。

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 こうやって見ると、日本家屋というのはつくづく「影」が美しく見えるように作られているんだなあと思います。とにかく太陽光を入れようとする今時の住宅と比べると、なんと奥ゆかしいことか。今や、こういう精巧な明り障子や欄間を作れる職人さんもいなくなってしまったのではないでしょうか?


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イルミネーションと門松

200612 クリスマスシーズンを迎えるたび、年々驚く回数が増えています。何がってクリスマスイルミネーション。鎌倉駅前のイチョウ並木の電飾は、寒い中、駅を降り立った人が「ホッ」とする暖かさが感じられて好き。江の電駅のライトアップもかわいらしくて◎だと思う。むしろびっくりしちゃうことが多いのは夜の住宅街。闇の中、満艦飾に輝く5mを越す庭の木に遭遇したり、3階の窓から1階までの外壁に巨大ツリーが青と赤と白の光で描かれていたり・・。お店とかクリニックとかのご商売をしているわけでもない、ごくごく普通のお宅なんですよね。鎌倉の住宅街の夜は概して暗いので、余計に目立つんでしょうか。

 10年ほど前、東京都心から鎌倉に移って来た時は、まったく(と言っていいほど)クリスマスの飾り付けをする家がなかったので、反対に「さすが鎌倉」と驚いたものだったけど。個人的な好みの問題ですが、鎌倉のやや湿気を含んだ冬の夜に似合うのは、蛍みたいにほのかに点滅する、控えめな電球色じゃないかな、と思う。旧鎌倉地域の自動販売機をベージュで統一するようお願いしているのと同じく、イルミネーションも「電球色の点滅のみ」って統一したら、話題になるかもね>都市景観課さん。

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 さてクリスマスを越すと、いよいよお正月です。クリスマスにはまったく関心を示さなかったお宅が、待ってましたとばかりにイキな門松を飾ってくれます。鎌倉の門松率の高さは、関東圏では屈指ではないかしら? この季節になると、ああ、門松が似合う門扉がある家はいいなあ、うらやましいなあと、キョロキョロしながら街歩きしています。


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NPO法人 ルートカルチャー始動

 この5月、「新月祭」なるイベント開催で話題を呼んだメンバーが、10月に>>NPO法人ルートカルチャーとして本格始動。11/25(土)26(日)の両日、その>>第一弾フェスティバルが鎌倉妙本寺〜本覚寺の一帯で開催されました。
 20-30代の若者層を中心に、おそらく数千人の来場者。ネットやクチコミでの驚くべき集客力。デザイン力、コーディネート力。さらに会場設営から交通整理に至るまで、運営に対するプロ意識。いわゆる仲間うちの仲良しイベントではなく、「鎌倉と本気で遊びたい」という彼らの「本気」が伝わってくる充実した内容↓↓でした。
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 ルートカルチャーのメインメンバーは、鎌倉在住や鎌倉出身の30代クリエイターたち。夜の妙本寺書院では、地域に根ざした文化交流の場づくりの一環として>>「鎌倉の文化の未来を語る」座談会も開催。ご覧の通り老若男女のユニークなメンツをパネリストに迎え、さらには鎌倉で活動中のいろいろな団体(>>プレアデス映画祭事務局も)が参加しての放談会となりました。
 鎌倉の文化とは何か。鎌倉のために何をしなくちゃいけないか。ルートカルチャーに期待することは何か・・。さまざまな立場から発言があったのですが、どなたも口を揃えておっしゃっていたのが「ネットワークづくり」、そして「継続すること」。慶応大学名誉教授・深田甫先生(写真:右からお二人目)が話された「鎌倉に所属しているのではなく、鎌倉を所有しているという思いを持つこと」という言葉が印象に残りました。

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 さて、これからも年に数回イベントを開催し鎌倉からの文化発信を続けると同時に、住む人にとって鎌倉がより魅力的な街になるよう(=まさに>>『住みたい鎌倉』!)活動を続けて行くと言うルートカルチャー。 その活動が実りあるものになるよう、微力ながら応援させていただきたいと思います!!

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プレアデス映画祭、閉幕しました。

Jyochiji0527 5/27(土)の浄智寺会場は、50名限定。通常は非公開という書院をお借りして、そぼ降る雨の中、しっとりとした雰囲気での上映会となりました。この回をもって、半年にわたって鎌倉中をお騒がせした映画祭も無事終了。20社を越すご協賛社、100人以上のご協力者、1000人近いご来場者・・。一介の市民が始めたことがこんな規模まで膨らむとは、正直想像もしていませんでした。一部字幕が読みにくいというご指摘もありましたが(ごめんなさい!)、「面白かった!」「楽しかった!」と新しいスタイルの映画祭を好意的に受け止めて下さる方がほとんどで、心底ホッとしています。

Dscn0050 閉幕から一週間がすぎた6/3(土)、映画祭打ち上げを>>井上蒲鉾さんの3Fスペースを貸し切って行いました。集まった20代、30代のボランティアスタッフの顔を眺めながら、あらためて「これは奇跡に近い!」と思ったのです。だって約50人のほぼ初対面の人たちが、それも共通点といったら「映画が好き」「鎌倉が好き」ということぐらいなのに、全員で「映画祭を成功させよう!」と頑張ったんです。(写真↓は、八幡宮会場でのスタッフの見事な働きっぷり!)
 “心を一つにして”って言うのはこういうことなんだ・・と、体育会系出身でない私も肌で感じましたね。あのエネルギーはすごかった。ほんとにみんな、気持ちのイイ人たちだった。こういうすばらしい若者たちを引きつける鎌倉という街は、まだ全然捨てたもんじゃないぞと確信したのです。Staff500

 打ち上げには、八幡宮会場のセッティングを手伝ってくれた>>アロハス(鎌倉の新ポータルサイト>>鎌倉Treep運営)のスタッフや、>>新月祭を成功させたばかりの>>ルートカルチャーのメンバーも参加してくれました。もちろん、鎌倉の文化的活動すべての情報発信基地となっている>>カジュのたなか牧ちゃんも。こういう点と点がつながって面となって、これからの鎌倉を作っていくんだなという嬉しい予感・・。間違いなく、鎌倉は変わりつつあります。もう「文化的不毛の地」なんて誰にも言わせませんからねッ!

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鎌倉に住む、という選択

0415_b 海蔵寺近く、風光明媚な扇ガ谷の借地を複数の家族で共同購入し、コーポラティブ住宅を建てようという計画が進行中です。詳しくは、こちら>>「住みたい鎌倉・建て主塾」をご覧いただくとして、このほど、その合同説明会が開催され9組のご家族が参加されました。

 私はその様子を横で眺めていただけなんですが、これは面白いな、と。その土地を購入しようかと考慮中のみんなで、どういう分割方法にしたらいいかを考える。湿気が多く、さほど日当たりのよくない土地では、どういう住まいが暮らしやすいのかを考える。そして、現状の鎌倉らしい風情を残していくために、どういう外観の家がふさわしいのかを和気あいあいと考える。

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 普通は、不動産屋や住宅メーカーの営業マンの言うがままに、立地と間取りと値段だけで住宅購入を決めてしまう人がほとんどだと思うんですが、一生に一度の大きな買い物であるのだから、たくさん勉強して、納得して買った方がいい。
 消費者側が主体となって、鎌倉の景観を大事にしていく(=鎌倉の景観を壊すような開発物件には手を出さない)ことが、鎌倉の良さを後世に伝える一番有効な方法なんだと思いました。

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プレアデス映画祭、作品選考会報告!

 先週26日、雨がドシャドシャ降る寒〜い日曜日。川喜多邸内の和辻邸で、プレアデス映画祭のパリ本選に推薦する作品の選考会をやりました。エントリーしてくれたのは、日本の若手作家17人、作品数21本。上映時間にして都合3時間強。作品はほんっとに面白かった。はっきりいって「○あ」とか「○澤明財団」主催のコンペより質が高かったと思う。みなさん、結構プロの俳優さんを使っていたし、いわゆる自主映画とは違う作品群が集まってきていました。サイトで呼びかけただけなのにね。短編映画っていう確立したジャンルが、日本でも認められてきた証拠なのかもしれない。

 会場はすっごく寒かったんです。土間がある古民家だし、まともな暖房できないし、ほんと申し訳なかった。でもね、来てくれた皆さんは凍えながらもしっかり作品を観てくれて、心から面白がってくれた。一人一人の作家さんにあてて、感想メッセージも書いてくれた。
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 鎌倉で映画祭作品のセレクトをやったのなんて、きっと初めてでしょう。ここで選ばれた作品がパリの本部に送られて、そこで海外の他の作品と一緒にスクリーニングされて、最終的に世界各国で上映される10本程度が選出される・・、もうオリンピック状態。それも、審査員は堂々たるシロウトさん。だってプレアデス映画祭そのものが、映画好きのシロウトさんによるシロウトさんのための国際映画祭なんだからさ!
 
 苦行のような寒さに耐えた前半1時間半を見終わったところで、15分の休憩タイム。ここで、鎌倉ダイニングの矢のふき子さんの差し入れ「ホットワイン」タイム。温かくて、スパイシーなワインが、冷えたからだに沁み入ったこと! おかげで、後半は前半ほど寒さを感じずにすんだみたい。ふきちゃん、本当にありがとう!もちろん面白い作品を送ってくれた監督さんたちにも、ありがとう! そして、雨の中濡れながら座布団を運んでくれたスタッフの皆さん、最後までつきあってくれたお客様の皆さん、とにかくいっぱいいっぱいありがとう!
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>>続いて、市役所に場所を移してスタッフによる真面目な選考会を実施。ここで泣く泣く推薦作品を6本に絞り込みました。選ばれたのは>>こちら。

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旧川喜多邸で映画を観る!

 鎌倉市雪ノ下にある旧川喜多邸をご存知でしょうか。生涯を通じて外国映画の輸入と配給、海外への日本映画紹介などに情熱を注ぎ国際的な舞台で活躍された川喜多長政・かしこご夫妻がお住まいだった邸宅です。広大な敷地に赴きある和風住宅。敷地をぐるりと囲む黒塗りの板塀は、時代劇のロケ地としてもしばしば登場しています。

 ご夫妻は明治生まれ。東宝東和の前身である「東和」という会社で、戦前からヨーロッパ映画の輸入に携わり、「第三の男」「禁じられた遊び」等、数々の名作を日本に紹介されました。いわば、日本における洋画配給の祖とも言えるお二人は、日本の映画史を語る時に欠くことのできない大きな存在となっています。かしこさんが設立された>>川喜多記念映画文化財団は、各国で開催される映画祭に日本の作品を選出するなど、現在も映画を通じた国際交流に貢献しています。

 こちらの旧川喜多邸は、かしこさんが平成5年に逝去された後、>>「映画記念館」の設立を願うご遺族によって鎌倉市に寄贈され、現在は市の>>文化推進課が管理しています。通常は春と秋の年2回しか一般開放されていないのですが、今回、>>プレアデス国際短編映画祭に推薦する日本作品の選考会会場として使わせていただけることになりました。
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 映画にゆかりの深い鎌倉。中でも、多くの国際的映画人が訪れたここ川喜多邸で、映画に関連したイベントをやりたい!というのが、我々、プレアデス国際短編映画祭実行委員の願いでありました。その想いを受け入れてくれた鎌倉市。どうもありがとう!
 選考会は2月26日午後1時〜5時頃。一般の方も参加できます。ご希望の方は、>>メールでご連絡下さい。
 詳細は、>>プレアデス国際短編映画祭日本事務局サイトへ。

駆け込みの応募作品が多数あり、上映時間を1時〜に変更いたしました。
なお選考会は定員に達したため、受付を締め切らせていただきます。

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